先生方の声
川崎市立向丘小学校
音楽専科
深川裕子 先生
川崎市立向丘小学校における、木管楽器鑑賞教室
本校では毎年4年生を対象として、木管楽器鑑賞教室を2日間にわたって鑑賞させて頂いています。
この木管楽器鑑賞教室では、フルート・クラリネットを間近で見て聴いて知るだけでなく、シェイクスピアの物語とともに情景や心情を表した音楽を一緒に聴き、より深く音楽の良さを感じ取ることができます。
昨年度は「真夏の夜の夢」聴かせて頂きました。一見難解かと思われるシェイクスピアの物語を、子ども達にもわかるような台本をつくってくださり、難しい名前に混乱しないよう登場人物のイラストを掲示したり、テレビモニターに場面ごとの映像を映し出したり・・・と様々な工夫をしていただき、子ども達は「真夏の夜の夢」の世界にどっぷりと浸って、一日目の鑑賞教室のあと「この後どうなるのかな」「続きが気になる」「早く明日にならないかな」と、言いながら目を輝かせていました。
また、たくさんの登場人物を3人の先生方が声色を変え、衣装小物を工夫して演じ分け、おまけに一部の登場人物を学級担任が演じさせて頂くことで、子ども達はより身近に登場人物を感じ、物語に入っていくことができました。普段とは違う担任の姿を嬉しそうに見つめる子ども達の姿も印象的でした。
この学習で子ども達は木管楽器の音色を知り、その音楽に親しむだけではなく、音楽によって場面や登場人物の心情を表すことができることを学び、日頃の音楽の授業に生かすことができます。
そして、もしかしたら一生関わることがなかったかもしれないシェイクスピアの世界を知ることができます。本校ではこのようような時間を今年度も持つことができ、とてもありがたく思っております。このような貴重な学習の機会を絶対になくしたくないと思っています。
川崎市立古市場小学校
教諭 音楽専科
黒川裕美子 先生
毎年楽しみにしている大類先生のコンサート!今回の演目はオペラ「白雪姫」でした。
毎年楽しみにしている大類先生のコンサート!今回の演目はオペラ「白雪姫」でした。
大類先生のコンサートの最大の特徴は、何といっても体験型のワークショップ。プロの声楽家のみなさんと共演が果たせるという、私もうらやましくなるような体験をさせて頂くことができるのです。
参加者は5・6年生の音楽が大好きな有志の子どもたち。事前に演奏家の先生方に、斉唱・台詞・合奏のご指導をして頂きました。
迎えた本番!まるでお話をしているように、色んな音色を繰り広げる大類先生のピアノ。本当にすやすやと眠ってしまいたくなるような「子守歌」を演奏した合奏隊の子どもたち。音楽にのせて物語は進められていきます。
「どうやったら、あんなにきれいで高い声が出るの?」
「マイクを使っていないのに、遠くまで届いてすごい!」
「役を演じながら歌ってすごい!」
子どもたちはオペラの世界にどんどん引き込まれていきました。
「観て・演じて・感じられる」素敵な音楽のプレゼントをどうもありがとうございました!
子どもたちの心の輝きは永遠に続いていくと思います・・・。
川崎市立宮前平小学校
校長
室賀 俊二 先生
リトルクラシックの出前授業を聴いて
2週に渡り、ご来校いただき、子どもたちに貴重な学習の機会をくださり、ありがとうございます。感謝しております。私の感想が何かのお役に立つとは思えませんが、大類先生のご要望ですので、書かせていただきます。
率直な感想
すごーく楽しかったです。昨年度もそうでしたが、2回目が待ち遠しい気持ちでした。 物語と演奏が見事にコラボレーションしていましたし、肖像画とテレビ画面の映し出される絵が分かりやすさを助けてくれていました。それでありながら、木管楽器とピアノの曲想を感じながら、個々の想像の翼を広げられたと思います。
子どもたちの様子
子どもたちの集中力と記憶力に感心しました。みんなお話と音楽の世界へ引き込まれていました。子どもたちの表情も見ていましたが、子どもたちの目を見れば、どれだけ魅力的な演奏とお話だったか分かります。
演奏後私が、アンコールをしたかったくらいでしたが、自然とアンコールが子どもたちから起こったのが驚きです。即興で演奏していただいた「もみじ」に子どもたちの歌声がのって、最高でした。
活動を継続するか
ぜひ、お願いしたいです。講師料のことを考えると申し訳ない気持ちです。4校時分の授業をやっていただくのにどれだけ時間をかけ準備をしていただいたのでしょう。元になるストーリーはあるにせよ、時間のことを考えた台本作り、演奏を入れての構想、小道具作り、画像・絵つくり、練習、リハーサル等様々なことを準備して、子どもたちの前に立ってくださっています。子どもたちのためにという講師の先生方の思いに感謝しかありません。ありがとうございます。
その他
HPを見せ手頂きました。大類先生方の音楽教育に対する思いが伝わってきて、改めて素晴らしいなあと感動しました。子どもたちをクラシック音楽に近づけるのではなく、クラシック音楽が知らず知らずのうちに子どもたちのそばに近づいてきてくれるような感じになれるのは、演奏・演出・出演してくださる先生方の思いがあるからなのだなあと思いました。うちの子どもたちは幸せです。
川崎市立宮前平小学校
教諭
近清 えり子 先生
本校では、身近で本物の演奏を聴く時間を設けています。その中で、木管楽器の演奏を聴き、楽器の音色や楽器の仕組みを知るとともに、十分に演奏を聴き味わう学習を設定しています。 このフルート・クラリネット・ピアノの学習では、どのようなねらいがあるのか、児童に育てたい音楽的な力は何かを事前に打ち合せて演奏内容を考えています。事前打ち合わせをしっかりと行い、学校と演奏家との意向に沿った内容となっているため、本校の教育活動の一環として位置づけられています。 また、物語を演奏する場面では、今年度「ハムレット」を演奏しました。登場人物の相関図を示したり、動作・映像など視覚的なものを重ねたりしながら演奏するため、今まで聴いたことのない音楽でも楽しく興味深く聴くことができます。さらに、演奏を聴くだけではなく音楽の仕組みや構造などにも触れながら演奏をするので、学習の高まりを感じることができます。 それぞれの演奏家がプロとして活動している方なので、芸術的に高い水準の音楽を聴くことができます。そのため、「将来、こんな音楽家になりたい」「もっと音楽を聴きたい」と思う児童がいて、キャリア教育や生涯教育にもつながっているように感じます。 このような、すばらしい音楽活動を継続することが、児童の情操を育てることにつながると信じています。
川崎市立高津小学校
教諭
寺瀬 想 先生
からのメッセージ
先日の鑑賞会では大変お世話になりありがとうございました。先生にプログラムをすべてお任せしてしまい申訳ないと思いながらも、子どもたちが限られた時間でも存分に木管楽器の音色に親しみ、音楽を楽しむことができる本当に素晴らしい内容を披露していただき、感謝申し上げます。実際、生の楽器の音を耳にし、息づかいや指の動きを目にし、感じることは、CDや教科書の学習だけでは味わうことのできないたくさんの気づきや発見があり、子どもたちの感性にひびく貴重な時間でした。 大類先生と原田先生と塚本先生の奏でる美しい音色はもちろん、穏やかな語り口、迫力のある演技、どれもが素晴らしく、また先生方の息がぴったりで子どもたちも私たち教職員もとても幸せでした。また来年度もぜひよろしくお願いいたします。 本日は子どもたちのふりかえりシートを数名分お送りします。短時間での記入だったので雑なところもありますが、子どもたちなりに感じ取った素直な言葉です。 先生方の益々のご活躍をお祈りしております。