野村誠 「土俵にあがる変奏曲 」 ヴィオラ&ピアノ
「もともと音楽は、演る人、聴く人、というように分かれていなくて、参加するものだった。そして音楽は《聴く》だけというよりも、まず《体験》し、《体感》するものでもある。いろんな立場の人が、いろんな形で音楽に参加する。」と野村氏自身が語っていらっしゃいます。
身の回りにある題材を使って、文字通り、音で楽しむ遊びのような「音楽」になりました。その場に居合わせた子どもたちと、先生と、演奏者との音楽を通した楽しいひと時をご覧ください。動画を観ているみなさんもぜひ参加してみてくださいね♪
川上統 ピアノトリオ組曲「甲殻」より《カブトガニ》《テッポウエビ》
川崎市立高津小学校5年生への出前授業で、邦人作曲家、川上統氏の作品を紹介しました。
子どもたちには、クラシックの古典作品と共に、今同時代を生きる作曲家の音楽を演奏し、作曲家からの『音楽語』によるメッセージを伝えたいと思いました。
バルトーク 44のデュオ(1931)より「蚊の踊り」「Ruthenian Dance」
バルトーク風の音列を使った即興演奏を子供達にしてもらい、バルトークの作曲技法を体感してもらいました。
コープランド ピアノ四重奏曲(1950年)
コープランドがどんな“味付け”をして音楽をつくっているか、馴染みのある曲を使って紐解いてみました。
武満徹「雨の樹 素描」(1982年)
武満が描いたスケッチから、彼の音楽に対する色彩感が伝わってきます。虹のように色鮮やかで、儚く美しい音楽です。
ウェーベルン 弦楽三重奏
ウェーベルン 弦楽三重奏
20世紀に入ったヨーロッパでは、どんなことが起こっていたのでしょう?抽象画が出始めたころ、音楽の世界では12音技法が考え出されました。ウェーベルンが12音のエッセンスをわずか3分の曲に凝縮した世界を、子供たちが絵で表現してみました。
ヒンデミット ヴィオラとチェロのためのデュオ
軽快な「スケルツォ」は、まるで音楽でふざけたり、遊んだりしている様です。子供なら誰でも、ちょっとくらいふざけたことはあるはず。そんな経験の動作や気持ちが音楽の中でどんなふうに聴こえてくるでしょう?