ライブパフォーマンス ショパン、リゲティ エチュード/大類 朋美
7歳で渡米しアメリカで音楽教育を受けた実力派中堅女流ピアニスト大類朋美が近年行なった臨場感溢れるライブ演奏を集めた一枚。ショパンOp.25エチュード全曲やアンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ、リゲティのエチュードとモーツァルトソナタK.332。「変幻自在に弾かれた間然する所のない名演。(評論/浅岡弘和)

バッハ・ゴールドベルグ変奏曲/大類 朋美
バッハの記念碑的クラビヴィーア作品「ゴールドベルグ変奏曲」の大類朋美による演奏は、実に深く穿ち、実践化されていたことは明らか。今日の一般的な大ピアノでこの作品に対する場合の不利な点、問題の生じやすい落とし穴に陥ることなく、ピアノの楽音を超えたといってもよい、作品本来の音像に、実に適格に迫っていたことに感心。とりわけ、タッチ、アーティキュレーション、それにテンポの感覚、個々に並ぶ小曲間の、相互の関連性に対する適切な配慮等々、一般的なピアノを使ってもこれほどバッハの本質に近づくことができる、ひとつの好例として聴き取ることができた。(評論/菅野浩和)