音楽のしくみ entry point

ブラームス ピアノ・トリオ Op.114  3楽章

「楽器同士が会話するってどういうことだろう?」 「メロディーにはどんな伴奏が合うかな?」 

室内楽の醍醐味であるパート同士のやりとりについて知るために、目の前で旋律と伴奏を分解して聴いたり、リトルクラシックメンバーと一緒に自分たちの伴奏を考えたりしてみました。

お互いにどんなふうに話しかけたり、返事したり、重ね合わせたりしているんだろう・・・分かってくるとそれは、自分たちの普段の何気ないやりとりまた時にはドキドキや喜びがいっぱいの、小学校での1日にも似ていることに気づいたかもしれません。

フーガってなんだろう?

バッハのフーガの動きの変容の仕方を、森威功先生の3色多角形のモチーフを使ったデザインを観ながら、音楽を聴いてもらいました。モーツァルトのフーガには、子ども達がテーマに合わせた手の動きをつけ、音楽の動きを視覚化してみました。


ベートーヴェン トリオ Op.1 no.3

大作曲家ベートーヴェン。でも、何をどうやって聴けばいいのか?初めてこの曲を聴く小学生に、自分の感情や日常的なことにつながっている感覚を育てることができれば、さらに音楽の楽しみが広がるのでは?
激しい曲、怖い顔の肖像画。でも音楽は難しいものではなく、生きているもの。音楽の素材や楽器をより深く理解し、耳を澄ますと聴こえてくる。
ピアノ三重奏第3番にベートーヴェンが託したストーリーは? 怖いお父さんが夜中帰ってきたとき、少年ベートーヴェンは何を決断したのか? 生演奏の息づかいから、子ども達の発想やディスカッションから、音楽の意味がひろがります。


チャイコフスキー ピアノトリオ Op.50

「変奏曲」って何だろう? 4年生の教科書にある「とんび」を3つの変奏曲にしました。どのように変化するか感じ取ってもらった後、今度はチャイコフスキーのテーマがどのように変奏されていくかを、聴いてもらいました。


スメタナ ピアノトリオ Op.15

4歳の愛娘を亡くした後に作曲されたこの作品に、込められた作曲家のメッセージは何だろう。子供達と一緒に想像してみました。